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河野太郎×つのだ宏子の対談

つのだ宏子: 河野太郎外務大臣におかれましては、大変ご多忙のところ、ありがとうございます。
外遊のご様子をメルマガなどで拝見しております。
先日の記事ではフィリピン、マニラの日本大使公邸の名物料理が紹介されていました。
フィリピンの閣僚が、公邸名物の酒粕などを加えたグァバシナガンスープを食べに盛んに公邸に足を運んでくださるとのことでした。

河野 太郎: 和食は、今や大切な外交のツールになっています。
これを更に活かしていく為にも優秀な公邸料理人をリクルートし続ける事が外務省としても重要になってきました。もし、海外で腕を振るいたいという料理人さんがいらしたら、是非ご紹介ください。

つのだ宏子: 日本人の食へのこだわりと、工夫を重ね人をもてなす心意気が評価されているのですね。
ところで外務大臣として、これだけ飛び回られて、時差ボケはありませんか?

河野 太郎: ボケますけれど、どこの時差でボケているか、もはやわかりません(笑)。

つのだ宏子: さて私は、2009年の参議院議員補欠選挙、2010年の参議院通常選挙の全国比例区での戦いの後、元横浜市会議員としての経験を活かし、地域活動に取り組んできましたが、突然倒れた両親の介護をする生活でもありました。

河野 太郎: それは大変ですね。

つのだ宏子: 父は、河野大臣からもお気遣いを頂きましたが、早いもので昨年七回忌でした。
母は、認知症の傾向こそみられませんが、寝たきりの状態です。

河野 太郎: 病気や事故、がんの告知など、いざ我が身になると不安ですし、必要な支援を受けられるかどうかで、日常生活も大きく変わってしまいます。

つのだ宏子: 高齢者の事故や病気、認知症といったことも、普段から頭の片隅にあっても、いざ実際に両親がとなると、おろおろしてしまいます。
私の様な単身者の場合でも、家族として生活が軌道に乗るまで大変な日々です。
多くの方々が経験しておられると思います。

河野 太郎: 本当にそうですね。

つのだ宏子: 栄区は、高齢化率30.6%と横浜市内で一番高いのですが、その中で介護認定を受けている方の割合は15.9%と逆に市内で最も低くなっているのが特徴なんです。
高齢者が介護認定を受け、制度を利用しようとする時、私達が頼りにするのは地域ケアプラザです。横浜市の場合は、中学校区に一つ設置されている地域ケアプラザを活用し、
高齢者地域包括支援センターの機能がここに置かれています。
面的には、市内を網羅しています。

河野 太郎: 御家族にとっても心配は尽きないと思いますが、安定した介護サービスを受けながら、少しでも回復されていくとよいですね。

つのだ宏子: 高齢者夫婦お二人暮らしのご家庭が多く、いわゆる老老介護も現実です。
高齢者介護の課題は、その本人のみならず、介護を担う御家族の生活の課題でもあると思います。

河野 太郎: 実際に介護を経験した家族として、どの様な実感を持ちましたか?

つのだ宏子: 実際に母の病状がなかなか安定せず、病院を転々といたしました。
病院では、家族と医療を繋ぐソーシャルワーカーさんが、両親の転院や介護生活において、次の段階へ進む場面で大きな支えになってくれました。
病院をかわっても、本人の病歴や細かなデータをきちんと次の病院に引き継げる様な情報システムがあればいいなと思いました。
専門医のお医者様とやり取りする時も、そうしたカルテや情報があれば安心感があります。
マイナンバーカードもあるわけですから、カルテや情報をきちんと紐付してほしいと思います。

河野 太郎: 介護する家族にとっても生活の安定が必要ですね。

つのだ宏子: はい。 実際には家族の生活も一変してしまいます。
昔のような大家族での生活スタイルではありませんから、子育てや仕事をしながらの介護は、本当に大変です。
地域で安心して住み続けて頂くには、常に制度の在り方に柔軟に対応し、専門家の育成に努力していかなければならないと考えます。
こうした思いを県政に生かしていきたいと思います。

河野 太郎: 今回は、神奈川県政に対し、質の高さを求めてと掲げていますが、特にどのような点で質という言葉を使って取り組もうとしているのですか?

つのだ宏子: まず、県立高校の質の向上を目指したいと思います。県立高校の水準を上げ、予備校に行かなくても県立高校から東大や早慶を目指せるようにしたいと思っています。例えば神奈川県は、沖縄に次いで第二位の基地県です。そして、神奈川県と姉妹都市関係にある米国メリーランド州のメリーランド大学は、県内の米軍基地の中にキャンパスを持ち、そこでは、県民向けの英語力を強化するプログラムも開講されています。
県立高校における英語教育を一層生きたものにする為に、米軍との連携を推進していくべきだと思います。

河野 太郎: 神奈川が子育て、教育の場として選ばれる様な施策を打つためにも元々、神奈川県が持っている素材を活かすのは大切ですね。

つのだ宏子: 2019年度からは、県立横浜国際高等学校が国際的に通用する大学入学資格が与えられる国際バカロレア認定推進校としての教育プログラムが開設されると聞いています。

河野 太郎: 様々な分野で幅広く選択肢を提示出来るのは、神奈川県の魅力になりましたね。
東京都と隣接している利便性の良さに加え、交通網も整備されつつある神奈川県は、県内に3つの政令市が存在するという国内でもまれな自治体です。

つのだ宏子: 神奈川県には、横浜市・川崎市・相模原市と3つの政令指定都市が存在しますが、学校教職員の給与の県費負担が県から政令市へと財源移譲されました。権限と財源がセットで移譲され、県と市の担うべき役割が明確になりました。
また、団塊の世代が75歳以上になり、介護・医療などの社会保障費が増大すると予測されている2025年問題に対応する為にも国・県・市が構造的な課題を乗り越え、それぞれの施策をひとつの軸により、ブレずに進めていくべきと考えます。

河野 太郎: 生活の中で、実感出来る改革と神奈川の魅力を存分に活かす施策をこれまでの経験から形にしてください。

つのだ宏子: 頑張ります。